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慢性腎臓病、乏しい自覚 

人工透析の様子。慢性腎臓病は知らぬ間に進行し、腎不全に陥る恐れもあることから、「人工透析患者の予備軍」と呼ばれる
 日本人の新たな国民病として、慢性腎臓病の早期発見・治療が求められている。慢性腎臓病とは、糖尿病性腎症など腎機能が慢性的に低下した状態を指す概念。自覚症状が出にくいため、見逃しているうちに悪化して腎不全になる恐れもあることから、「人工透析患者の予備軍」とも呼ばれる。心筋梗塞(こうそく)など心血管系の病気になるリスクも高まるとされ、専門医らが初の診療指針をまとめるなど認識を高めてもらう取り組みが広がっている。(頼永博朗)

初の指針、医師ら警告

 腎臓は、血液中の老廃物を濾過(ろか)して尿として排泄(はいせつ)し、血液をきれいにする働きをしている。また、体内の水分量を調節したり、血圧を適切にコントロールしたりする役割もある。

 腎臓の機能が低下すると、老廃物を取り除くことなどができなくなり、タンパクを多く含んだ尿が出たり、むくみや貧血、高血圧などが起きたりするが、自覚がないまま放置し、気付いたときには腎不全だったという人も少なくない。腎不全になると、定期的に機械などで血中の老廃物を取り除く人工透析を受けなければならなくなったり、死に至ったりする危険性がある。

 国内の透析患者数は昭和55年の3万人から平成17年には25万人を超え、22年には30万人に達すると推定されている。透析には1人あたり年間400万~500万円かかり、透析治療に費やされる年間医療費は、国民全体の医療費31兆円に対し、1兆円を超える。慢性腎臓病の早期発見・治療は、将来の透析患者数や医療費を抑えるため、強く求められている。

「要治療」420万人?

 慢性腎臓病は新しい概念で、2002(平成14)年に米国で提唱された。国際腎臓学会が昨年、「世界腎臓デー」(毎年3月の第2木曜)を定め、慢性腎臓病の早期発見・治療の啓発活動を進めている。国内では同年、関連団体が発足させた日本慢性腎臓病対策協議会が今年5月、慢性腎臓病の初の診療指針を公表した。

 診療指針によると、腎機能の指標である糸球体(腎臓の中で血液を濾過(ろか)する血管の塊)の濾過量が1分あたり90ミリリットル以上を健康な人と位置づけ、60ミリリットル未満の状態や尿タンパクが陽性の状態がいずれも3カ月以上続いている人を慢性腎臓病と定義。このうち、50ミリリットル未満の人は、専門医の治療を必要とし、成人で約420万人いると推計されるが、多くの人が治療を受けていないとみられている。

定期的に尿検査を

 「慢性腎臓病は、透析治療を始める前に、心血管系疾患で死亡するリスクも高い」。こう話すのは、協議会理事長で浜松医科大学教授の菱田明さん(内科学)。菱田さんによると、慢性腎臓病の人が心筋梗塞や脳卒中など心血管系の病気で亡くなるリスクは、健康な人に比べ男性で2倍、女性で4倍になるというデータもある。

 慢性腎臓病は食事などの生活習慣も一因と指摘されている。菱田さんは「早期に発見できれば、食事や薬物療法など既存の治療法で腎機能の低下を十分に抑制し、腎不全への進行を阻止することができる」という。

 では、注意することは何か。診療指針の作成に携わった日本医科大学教授の飯野靖彦さん(同)は、「慢性腎臓病は自覚症状に乏しいので、検査しないと分からない。定期的な尿検査が重要」と話す。

 診療指針では、専門医とかかりつけ医との連携の重要性も指摘している。飯野さんは「適切な治療の知識が、専門医以外の間で共有されていたとは言い難い」としたうえで、「今後は、専門医とかかりつけ医が役割分担し、患者の症状をより悪化させないようにしなければならない」と話している。

 ◇放置」半数 甘い認識

 日本慢性腎臓病対策協議会がインターネットを使って、腎臓病に関する意識調査を行ったところ、健康診断や人間ドックで尿タンパク異常があった人は全体の28.8%を占めたが、このうち再検査を受けた人は51.4%にとどまり、半数近くは再検査をしていないことが分かった。

 再検査を受けない理由は、「大した異常だと思わない」が48.6%で圧倒的に多く、「足を運ぶのがわずらわしい」(17.1%)、「時間がない」(12.9%)など。調査は2月、成人男女計1000人を対象に実施。調査結果について、協議会では「腎臓の病気に対する一般の人々の意識の低さを表している」と分析している。

(2007/06/21 12:09 Sankeiweb)

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 がん

 

 

 

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がん対策基本計画を閣議決定 がん死亡率を20%減らす

 「75歳未満のがん死亡率を10年以内に20%減らす」「患者・家族の苦痛を軽減して生活の質を上げる」を2本柱とするがん対策推進基本計画を政府は15日、閣議決定した。全国どこでも一定水準の治療を受けられることを目指しており、各都道府県はこれをもとに地域の計画作りを始める。

 基本計画の案をまとめた「がん対策推進協議会」に、がん患者が参加したのが大きな特徴だった。内容は、がん診療連携拠点病院を全国に360以上設け、外科手術に加えて放射線療法や抗がん剤による化学療法もできるよう整備。モルヒネなど医療用麻薬で痛みを和らげる緩和ケアも普及させるなどとしている。

 一方、基本計画には課題も多い。乳がんや大腸がんで現在20%前後の検診受診率を「5年以内に50%以上にする」などの数値目標も盛り込まれているが、どう実現していくかなどは書かれていない。たばこ対策について、協議会は「喫煙率を半減する」との意見で一致したが、業界などの反対を受けて数値目標を盛り込むのは見送られた。 

(2007年06月15日『asahi.com』)

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 がん

緑内障、まず薬で眼圧調整

「緑内障は生涯つき合う病気だけに、長い目で経過を見続けることが重要」と話す山本哲也さん。 「緑内障の進行を止めるには手術しかない」

 長野県のA子さん(54)は2003年1月、眼科医から言われた時、「来るものが来た」と覚悟を決めた。自覚症状があったわけではないが、緑内障とは30歳代の半ばからの付き合いだった。

 緑内障は、その人にとって過剰な眼圧で眼球内部の視神経が傷つき視野が狭くなる病気だ。しかし、かなり進まないと症状に気付かない。自覚した時には治療が間に合わず失明に至ることもあり、中途失明の主要な原因になっている。

 患者は400万人と言われるが、自覚症状が乏しいだけに受診率は1割台と低い。異常を検査で早く見つけて、目薬で眼圧を下げるのが有効な治療法だ。

 A子さんは18年前、疲れ目がきっかけで受けた検査で緑内障とわかった。眼圧は正常範囲内だったが、左目にごく軽い視野狭窄(きょうさく)があり、眼底検査で視神経の圧迫が見つかった。

 定期検査だけで数年が過ぎたが、眼圧が正常範囲でも視神経の変形が進む正常眼圧緑内障だった。10年ほど前からは3種類の目薬でさらに眼圧を下げる治療を始めていた。

 ところが目薬では進行が止まらなくなり、4年前、目の中を循環する房水(ぼうすい)の通りを良くして眼圧を下げるレーザー治療を受けた。しかしA子さんには、あまり効果はなかった。

 その後、「病状は楽観できない」と手術を勧められ、岐阜大眼科教授の山本哲也さんを紹介された。目薬やレーザー治療で眼圧が十分に下がらない場合、手術が検討される。対象になるのは、一般に緑内障患者の1割未満と言われる。

 手術では房水の流れを良くするため、眼球の一部を切開して新たな排水路を作る。手術時間は30分ほどだが、眼圧の調整のため、2週間程度の入院が必要になる。手術を受けた患者の8割は緑内障の進行が止まる。ただ手術に伴い、涙目になったり、見え方がゆがんだりするなどの合併症が起こることがある。

 A子さんは、先月には右目の手術も受けた。

 「これからも定期検査で目を守ります」

 山本さんは「早く異常を見つけ、薬で眼圧を下げるのが基本。手術はしないに越したことはない」と話している。

 緑内障手術は、前後の眼圧管理が難しく、得意とする施設は限られる。目薬で進行が止まらないようなら、手術経験が豊富な医師の意見も聞いて、治療法を選択したい。

 緑内障の検査 眼圧は10~21が正常値。これ以上なら緑内障が疑われるが、患者の半数は正常範囲内だ。眼底検査で視神経の束が集まった神経乳頭と言われる部分の傷害度合いを見れば、診断がつく。その上で、視野狭窄の程度を調べる。

(2005年6月11日  読売新聞)

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 レーシックの術後

一つの角膜3人に移植…インドの医師 分割に成功
 
 【ワシントン=増満浩志】死者から提供された角膜1個を分割し、3人の患者に移植することに、全インド医科学研究所(ニューデリー)の医師らが成功した。「角膜の提供が不足している国で、移植待機患者を減らすのに役立つ」として、米医師会の専門誌「眼科学アーカイブズ」(電子版)に9日、発表した。

 3人のうち1人は角膜の表面近く、別の1人は逆に内皮の部分に障害があった。そこで医師らは、提供された角膜を薄く切り分け、各患者に必要な部分を移植。視力は1人目が0・1から0・3、2人目が0・05から0・5に改善した。

 また、薬傷で右目の視力をほとんど失っていた5歳男児には、角膜と結膜の結合部分にある幹細胞を移植。眼鏡などを使えば0・1まで見えるようになった。角膜の必要な部分だけを移植する技術は近年、急速に発展。日本でも、移植に使う角膜は慢性的に不足している。

(2007年4月10日  読売新聞)

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 錦糸眼科


製薬各社、メタボ改善へ新薬競う 

 メタボリック(内臓脂肪)症候群の世界的な広がりを受け、製薬各社が生活習慣病治療薬の開発を加速させる。田辺製薬は副作用を起こしにくい新しいタイプの糖尿病治療薬の効果を検証する臨床試験(治験)を年内に開始。武田薬品工業は治験中の高脂血症治療薬を2009年までに欧米で承認申請する。生活習慣病患者と予備軍は国内だけで計2700万人とされる。今後確実に増える治療薬の世界需要をとらえようと製薬各社が一斉に動き出す。

 田辺製薬は、体内の糖の輸送に関係するたんぱく質「SGLT」の働きを阻害する糖尿病治療薬の治験を年内に欧州で始める。既存薬と比べ低血糖や体重増加の副作用を起こしにくいとされる。

(『NIKKEI NET』より)

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