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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ◎頭痛や肩こり、不眠を解消 午後7時。熊野古道で知られる三重県熊野市の県民センターに、ゆったりした服装の地元の人たちが集まってくる。 「気持ちよ~く、気持ちよ~く」 「ゆる体操教室」の講師を務める県職員の山口貴之さんとかけ声を合わせ、道前(みちまえ)美重子さん(61)ら50歳代の後半から80歳代までの約20人が、ニコニコしながら動き出した。 左肩を少し下げ、右手で左肩や周辺をいたわるようにさする。呪文(じゅもん)のような言葉を唱えながら、手足をさすり、腰や背中をクネクネさせる。 肩こりなどに効くという「肩こりギュードサー体操」、頭痛や不眠などに効果があるという「背もたれ首モゾモゾ体操」……。激しい動きは何もないが、基本的なものだけで100種類はあり、そのうち8種類程度を行っていく。 道前さんは、38年間小学校の教員を務め、昨年3月の退職と同時に、不眠、胃痛、肩が抜けるような痛みに苦しむようになった。 「ゆる体操をすると、自分の体がどうこわばっているのかが分かります。何よりリラックスできる。学校では、子どもたちに『背筋を伸ばせ』『力を込めろ』と言ってきたのに」。全身の力をダラ~ッと抜きながら、道前さんが笑った。 この運動を考案した東京都で運動科学総合研究所を主宰する高岡英夫さん(58)は、「ストレス社会を生きてきた中高年の体は、自分が考える以上に痛んでいます。さびた自転車に乗っているようなもの。ゆるめることで、心身ともに本来の状態を取り戻すことができます」と説明する。 実際、「坂道を上るのも苦にならなくなった」「不眠症が解消された」などの声は多い。仲間と一緒に楽しく楽に行えることも人気の理由だ。 肥満の人を集め、2か月間ゆる体操を行った人と行わなかった人各30人のデータを岐阜大医学部で分析したところ、肥満の改善などの効果がみられた。 いつでもどこでもできるが、1回に30分程度がよく、やりすぎは禁物。ゆる体操教室は、全国のカルチャーセンターなどでも開かれている。問い合わせは運動科学総合研究所コールセンター(03・3817・0390)へ。 (2007年4月15日 読売新聞) PR |
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